カウンセリングでこんなご相談を受けることがあります。
「夫婦関係こんなんなんです。もう離婚した方がいいですよね~。」
いやぁ・・・それは何とも言えないですね。
家族という関係を作るという事は
夫婦関係のみならず
そこに子供がいたら
親子関係もある。
だから。夫婦関係が冷え切ってるから、はい離婚しましょう！って正解なのか？というと
それはどっちとも言えない。
うちのおかんとおとんはずっと喧嘩してたわ。
うちのお父さんとお母さんめっちゃ仲悪くてさ、全然口聞いてなかったわ。
そんな環境で育ちつつも
でも、お父さんもお母さんもそれぞれ大切で好きな存在。
それはそれでその状況をもう受け入れて大人になってるし不幸だなんて感じてない人たちも沢山いてる。
夫婦関係が悪くても夫婦ともども子供の事は大切に思ってる。
子供の事は一生懸命考える。
それなら風f関係はうまくいってなくても
家族としてはある意味成立してる様な気がします。
そうなら離婚絶対じゃなくて良くないですか？とも思います。
もちろん、例えば子供は大切、でも嫁は大っ嫌いやねん！と子供に対して相手の悪口を言い続ける事や
相手に暴力をふるうようなことがあれば当然それは思う云々とは異なった傷を心に作り上げていくので
そんな家族関係を存続させるのは違います。
私が思うのは
夫婦のどちらかが子供の前で配偶者に対して暴力をふるう・暴言を吐き続ける。
また子供を思ってても思いが強くて子供に暴力をふるってしまう
(これは愛情ではなくすでに支配欲です。)
奥さん、もしくは旦那さんが
配偶者と子供たちを大切に思えない、大事な存在と思えない。
そうなった時は離婚も仕方ないのかなと思います。
私は自分は長年の話し合いの末、子供たちが成長した時、離婚という選択を選びましたが
今も子供と父親の関係は何も変わりません。
私も絶対的に正しい人間ではないし、相手もそうです。
離婚に至った事柄云々を子供たちにどうこう言い続けるよりも、
大人になっている子供たちが各々大人の目線で私や父親を判断してくれればいいし
感じてくれればいいなと思っています。
そして私は離婚推奨派ではありません。
なんとかなるよ~そんな風にも思いません。
時々、年を重ねはったご夫婦がどちらかの身体を支えながら一緒に歩いてはるのを見ると
泣きそうになる時があります。すごく素敵やなと思うんです。
きっとこのご夫婦も色んな山超え谷超え、紆余曲折しながらの今なんやろうなぁ・・・と思うと
ほんとに心から尊敬します。
集大成ってほんまはこういう事を言うんやろうなぁと・・・。
娘や息子には
ほんまに一生添い遂げれる人と出会ってほしいし
その相手を思いやり大切にしてほしいなぁと思っています。
同じ考えなんて絶対にないし
お互いに摺り寄せながら時間を過ごし何年もかけて夫婦になっていくんやろうなと・・・。
だからこそ
離婚したらいいですか？のご質問の答えは一つではないと思っています。
そのバックグラウンドがどんなものなのか・・・。
そこですよね。
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